ゲームの開発費

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ゲームハードが高機能を有するにつれ、ゲームを開発する費用もうなぎのぼりです。
Wikipediaには、世界中のゲームソフトの開発費上位リストが掲載されています。
ttp://en.wikipedia.org/wiki/List_of_most_expensive_video_games_to_develop
トップ10を抜き出してみます。
なお開発費は、マーケティング費用も含みます。
また開発費は、2015年の物価に合わせています。
1 Call of Duty: Modern Warfare 2 2億7,500万ドル
2 Grand Theft Auto V 2億6,800万ドル
3 Final Fantasy VII 2億1,300万ドル
4 Star Wars: The Old Republic 2億1,000万ドル
5 Shenmue II 1億7,600万ドル(*)
6 Destiny 1億4,000万ドル
7 Grand Theft Auto IV 1億1,000万ドル
8 Too Human 1億1,000万ドル
9 Max Payne 3 1億800万ドル
10 Red Dead Redemption 1億800万ドル
(*)おそらく、「シェンムー」および「シェンムーII」の開発費の合算
そして、開発費は無事回収できたのか。売上についても確認してみます。
Wikipediaより、各タイトルの売上本数から売上値を予想します。
売上値が不明なタイトルは、本数のみ掲載します。
Call of Duty: Modern Warfare 2 14.9億ドル
Grand Theft Auto V 19.8億ドル(2014年5月時点)
Final Fantasy VII 1,090万枚(売上本数)
Star Wars: The Old Republic 1.39億ドル(2013年時点)
Shenmue II 不明
Destiny 1,600万人(ゲーム登録者数)
Grand Theft Auto IV 21.5億ドル
Too Human 70万枚(売上本数)
Max Payne 3 400万枚(売上本数)
Red Dead Redemption 1,250万枚(売上本数)
おそらく、開発費を回収できなかったタイトルは
「Shenmue II」と「Too Human」だと思います。
「Star Wars: The Old Republic」はMMORPGなので、課金による収益で黒字化できていると思われます。
ちなみに、日本企業はセガとスクウェア・エニックスのみ。しかも西暦2,000年前後の時代です。
残りのタイトルは2008年~2014年です。如何に近年タイトルの開発に多額の資金が必要か。
それでも、ほとんどのタイトルが、しっかり売れているのが驚愕です。
特に、Rockstar Games社は、GTAシリーズをはじめ、上記4タイトルを占めていますが、まさにハイリスク・ハイリターンですね。